神奈川県川崎市にオフィスがある、ホワイトキャンバス。
代表の杉山りえ(スギヤマリエ)さんは、かつて大手相談所にいた。
子育てのためのブランクを経て、「思い切って」2年半前に創業。
この世界が厳しいことは、周りから聞いていたと言うが、
やりたいことをやりたい、という意志でスタートさせた。
結婚相談は「世話好きな自分には向いているな」と語る。
交際時のカウンセリングに力を入れた相談をしているそうだ。
まずは動くことを勧める杉山さんに、お話を伺った。
結婚相談所を始められたきっかけを教えてください。
杉山(敬称略 以下、同)
元々、大手の結婚相談所に5年半働いていました。
仲人の仕事は私に向いており、非常に充実しておりましたが、
子育ての為、仲人の仕事は一度離れました。
その後、事務の仕事に就いたんですが、
パソコンにずっと向かう仕事がつまらなくて(笑)
自分に合っていなかったんです。
そんな時、結婚相談所を経営している友人から色々話を聞きまして、
すごく厳しい世界で、10人中9人は辞めてく業界と言われたのですが、
まじめにやれば結果はついてくるだろうと思いました。
損してもいい、やりたいことやらないでこのままいくよりはいいっていう
気持ちがあったので、思い切って2年半前に創業しました。
そうなんですね。結婚相談所をやりたいという気持ちはどこからきたんですか?
杉山
元々、接客業など人と接する仕事が好きで、仕事を探していた時に、結婚相談所の仕事になぜか惹かれたんです。
実際働いてからもすごく楽しく、お世話好きな自分に向いているなと思いました。
人と話すのがお好きなんですね。
杉山
そうですね。最近心理学の勉強をしていて、自分の性格を自己分析したりしているのですが、
その中で、初対面の方とお話をすることがすごく好きななことに気がついたんです。
問い合わせがあると、どんな方かなあ、とわくわくします。
独立してやってこられた中で、杉山さんならではのこだわりは?
杉山
問い合わせがあったり、会員の方とお話しする場合、条件のいいところ・厳しいところをはっきり伝えるようにしています。
良くないところを言うのは勇気がいりませんか?
杉山
ぼやかしてもしょうがないので、良くないところははっきり伝えるようにしています。
ただ、説教しても人は変わらないので、自分でどのように変わるべきか気付いてもらえるよう、
質のいい問いかけができるよう心がけています。
また、力を入れているのが、交際時のカウンセリングです。
お見合いで縁があり、交際に繋がったとしても、そこからのお付き合いの仕方が分からず成婚に至らないことも多々あります。
毎回状況を聞き、どこを変えるべきか、どうすればうまくいくか認識してもらう為の話し合いを大事にし、
交際のサポートまでしっかりすることにこだわっています。
お相手を探すと同時に自分と向き合っていただくことに重きを置いているんですね。このお仕事の醍醐味をお聞かせください。
杉山
このお仕事の醍醐味は、全然知らない人が相談しに来てくれて、
結婚というその人の人生が変わるような大事なところでの関わり方ができることです。
最後に婚活を考えている方へメッセージをお願いします。
杉山
悩んでいて1年、2年と過ぎていくと結婚するための条件はどんどん悪くなってしまいます。
動いてからじゃないと見えないことがあるので、まずは半年でも動いてみてください!