世田谷すみれ会の代表、菅原めぐみ(スガワラメグミ)さんは、
東京都世田谷区の松原に結婚相談のオフィスを構えている。
もともとひとと関わることが好きで、結婚相談を始めた。
大手相談所に3年勤務したのち、独立してもう13年が経つ。
しっかりサポートしたい、という思いをいまでも強く持っているという。
「しっかり見ようと思うと、会員様は20~30人しか見られない」。
お見合いにもほとんど同行し、本音で付き合う関係を持ちたいという。
結婚とは「愛」「感動」「笑」だという菅原さんにお話を聞いた。
結婚相談所を始められたきっかけを教えてください。
菅原(敬称略。以下、同)
娘が二人いるんですが、娘達が学生時代に、よく10人以上の友達を連れてきていたので、
皆にご飯を作ってあげたり、お母さん友達が沢山来てもてなすなど、
パーティー好きで、もともと人と関わることが好きなんです。
娘達が大学を卒業してからは、家に大勢の子が来ることもなくなり、何をしようか考えていました。
そんな時、新聞でブライダル関係の専門学校を見つけ気になったので、問い合わせたんですね。
でもその後、大病を患って入院したんです。
生存率20%といわれてたんですが、奇跡的に4ヶ月後退院できました。
この経験から、今後の人生、社会貢献をしていきたいと思うようになり、
専門学校からの誘いもあり入校しました。10か月の登校生活がリハビリにもなり回復しましたね。
結婚式のトータルアドバイザーを務めてから、大手結婚相談所に三年間勤務した後、10年前に独立したんです。
なぜ独立されたんですか。
菅原
大きい結婚相談所だと200~300人一人で担当することがあり、対応しきれず事務的になりやすいんです。
私はお客様ひとりひとりと、とことんお付き会いしたいと思い独立しました。
今でもしっかりサポートをしようと考えると20人~30人の会員様までしかみれません。
何百人のお客様を把握して、サポートするのは確かに難しいですね。お客様のサポートでこだわっていらっしゃることはありますか。
菅原
サポートとしてこだわっていることは、お見合いにはほぼ立ち会うことですね。
またお見合いのセッティングも信頼のおけるオーナー様同士の間で紹介しあうようにしています。
オーナー様同士の関係性はお見合いに影響するんですか。
菅原
あまり知らないオーナー同士だと紙のみの情報に頼ることになりがちです。
会員様にお伝えする情報と実際のお相手とのずれがでないよう、オーナー同士の連携を図ることで、
しっかりとした紹介を心がけております。
それは会員様にとっても安心ですね。会員様とはどんなお話をされるんですか。
菅原
お客様のお相手のご希望をお聞きする前に、お客様自身について考えて頂く為に、
心の中の言いにくいことまで洗いざらい話していただきます。
その向こうに本当の得たい幸せ・求めているお相手がいると考えているからです。
ただ、お客様に心を開いて頂く為に私自身もすべてオープンにすることを心がけています。
本音でお付き合いできる関係づくりをしてらっしゃるんですね。最後に、菅原さんにとって結婚とはなんでしょうか。
菅原
「愛」「感動」「笑」を生む場だと思います。
この三つを意識して守っていれば、幸せな家庭が築けるとかんがえています。