千代田区内幸町帝国ホテルタワー。宮崎央至(ミヤザキヒロシ)さんが
代表をする結婚相談所・M’sブライダルジャパンがある。
元々は外資系の保険会社に勤務していた。
穏やかそうな容姿と、礼儀正しく、紳士的な振る舞い。
「お客様の人生を設計すること」という責任感。
宮崎さんは結婚相談業界で活躍するのも頷けるイツザイだ。
開業当初はあまりうまくいかなかったそうだが、
雑誌取材や、サービスの差別化などで軌道に乗せた。
「人柄が会いそうだなと感じる方をご紹介」する冷静な分析力と、
誠実な物腰をもつ宮崎さんに詳しいお話を聞いた。
軌道に乗られたきっかけはありましたか?
宮崎
雑誌「イマジン」に特集を組んでいただいてから、
口コミなどもあり会員様が増えましたね。
また、7~8年前から、大人の結婚相談所ということで、
35歳以上の落ち着いた方(エグゼクティブシニア)に絞って、
差別化してから、会員様が増えました。
はっきり差別化していらっしゃるので、メッセージが伝わりやすいですよね。続いて、結婚相談所を経営される中での、こだわりを教えてください。
宮崎
ご相談に来ていただいたのはご縁であると考えています。
一日でもはやくパートナーを探して結婚していただきたいので、
自分の身内だったらどうするかという視点で、
なるべく早いメール対応やお見合いのセッティングに
こだわっています。また最初は、皆様お相手の条件や理想があるものです。
なるべく本人の意向に沿って、色んな方と会っていただきます。
色んな出会いをして、考え方が変わってきた頃に、人柄が会いそうだなと私が感じる方をご紹介するようにしています。
宮崎さんがご紹介して結婚されたエピソードはありますか?
宮崎
昨年成婚された30代後半の女性がいました。
ご自身含む親族全員が医者の家系で、医者の旦那様を探しておられました。
なかなかいいお相手が見つからなかったので、職業は違いますが、人柄が良くポリシーのある男性をご紹介した結果、
ご成婚されました。条件を重視されていましたが、人柄や愛情が重要だと考え方が変わっていったんですね。
結婚活動を通して、価値観が変わっていかれたんですね。宮崎さんは結婚相談所業のどういう所に醍醐味を感じていらっしゃいますか?
宮崎
色んなお客様とお付き合いすることで、いろんな業界の情報が入ることは面白いですね。
また、生命保険会社にいたときから、お客様の人生を設計することを仕事にしています。
責任ももちろん伴いますが、やりがいを感じています。
人生でも大きな岐路に関わるので、達成感もひとしおでしょうね。宮崎さんにとっての結婚とはなんですか?
宮崎
愛情の原点です。
ほんとうの意味での思いやりを学べる場だと思います。
最後に結婚活動を考えていらっしゃる方にメッセージをお願いいたします。
宮崎
結婚相談所は敷居が高いというイメージが強いようです。ただ、職場やサークルなどのコミュニティと一緒です。
結婚をしたい人が集まっているだけのコミュニティだと思ったら敷居も低く感じられるのではないでしょうか。
またカウンセラーとの相性もありますし、カウンセラーによって、年齢や性別によっても得手不得手があります。
すぐに判断するのではなく、見極めることが大事です。