東京都八王子市に、縁談お世話処るんるん堂はある。
松浦恵理子(マツウラエリコ)さんが経営する結婚相談所だ。
以前は保険会社に12年勤め、支部長をしていた。
そのころから、お見合いの仲人はしていたそうだ。
その後、大手結婚相談所へ勤めたのち、独立した。
結婚相談業界に入ったのは、「人の役に立つ仕事がしたい」から。
松浦さんのその思いを、今回インタビューした。
結婚相談所を始めたきっかけを教えてください。
松浦(敬称略。以下、同)
元々、生命保険会社で12年程働いており、支部長をしていたんです。
営業時代に大企業を回っていると、取引先の方々から
縁談を頼まれることがよくありました。
そこで、他社の営業マンと集まって紹介しあったり、
パーティーを企画したりと仲人のようなことはその頃からしていました。
成婚に結びついた方もいらっしゃったんですか?
松浦
いましたよ。中には、当時の行きつけの飲み屋の常連さんと、
会社の事務の子が結婚したこともありました。
その後、金融ビッグバンで生命保険会社が相次いで倒産し、
営業統括としての苦しさを感じました。
またその頃、違う形で人の役に立つ仕事がしたいと思うようになりました。
子供が独立したこともあり、自分で新しいことを始めることを考えるようなりました。
それでまず、大手の結婚相談所で働いてみました。そこで色々学んでいるときに、習っていた占いの先生に勧められ独立しました。
そうなんですね。松浦さんならではのこだわりはありますか?
松浦
私は、会員の方のお相手探しにこだわっています。
連盟で共有している会員様からの紹介はもちろんですが、生命保険時代の独自のネットワークで探すことも多々あります。
会員様のお相手探しの為に動き回るので、時間も手間もお金も掛かりますが。
松浦さんをそこまでかきたてる要因はなんでしょう?
松浦
初めからビジネスというよりは世話好きの延長からきているからだと思います。
この仕事が好きだからできることですね。
なるほど。松浦さんにぴったりのお仕事なんですね。仲人というお仕事の醍醐味を教えてくだささい。
松浦
成婚された方々からお子さんが生まれたのを聞いた時です。
私がいなかったら存在しなかったんだなあと思うと、密かな幸せを感じます。
確かにそうですよね。最後に、結婚相談所を探していらっしゃる方々にメッセージをお願いします。
松浦
今のままで結婚できるかどうかはっきり申し上げるようにしています。
入会するかどうかではなく、一度話をしに来てほしいなと思います。