東京随一のサラリーマン街、新橋。林文勇(ハヤシ ブンゾウ)さんが
代表を務める結婚相談所、フロムワングループ東京はここにある。
前職は一風変っていて、「コーヒーショップのオーナー」。
「お世話するのが本当に好き」というように、熱い情熱を持っている。
エステ、専門家のアドバイス、お見合料無料、独自のコミュニティ。
数えればキリがないほどの努力と工夫が、林さんにはある。
今回、そのエネルギーの源を、林さんにインタビューした。
結婚相談所を始めたきっかけを教えてください。
林(敬称略、以下同)
元々、20代の頃からコーヒーショップのオーナーをしていました。
若い時からお世話好きだったので、カップリングパーティーの
フランチャイズを新しく始めました。
ただ、遊びの方が多く、結婚意識が軽い方が多い印象でした。
遊びの場を作りたいわけではなかったので、
結婚相談所を作りたい気持ちが大きくなってきました。
また、自分自身が大手の結婚相談所を回ったのですが、
お相手はいっぱいいますなどと、いいことしか言われなかったので、
会員様の立場にたった結婚相談所が作りたいという思いもあり、始めました。
結婚相談所を経営する上での、こだわりを教えてください。
林
自分がお世話になりたいと思える結婚相談所を目指しています。
その為の一つのこだわりとして、うちではお見合い料を頂いておりません。
お見合い料をとることで結婚するまでにお金がかかりすぎますし、
会員様が出会いの幅を狭めてしまいます。
あくまで、ご結婚されたときにお金をいただくようにしています。
確かにお見合い料がかからなければ、積極的にお見合いができるかも知れませんね。会員様のサポートに対するこだわりはありますか?
林
メイクや見た目なども、カラーコンサルタントなどの専門家のお力を借りて
サポートしています。また当社でエステも経営しているので、
会員様に癒しを感じていただいております。
他では、仲の良い結婚相談所のオーナー様と、クッキングパーティーや
BBQパーティーを手作りで開催しています。自分たちでパーティーを開催することで、
気が行き届くんです。
結婚相談所を続ける上での醍醐味を教えてください。
林
醍醐味というか、お世話するのが本当に好きですね。
仕事以外でも2001年より、パレット倶楽部という離婚・死別された方々のコミュニティを
主催しています。これは費用を頂かずにやっています。
今すぐ結婚を考えられなくても、前向きな気持ちになってほしいという思いから続けています。
色んなことに全力投球されていらっしゃるんですね。結婚相談所を続けることがきつくなったことはないのでしょうか?
林
昔は、インターネットもなかったので、会員様が帰宅されてからお電話したり、
事務的な負担も今に比べて本当に多くつらくなったことはあります。
夜12時頃お電話することもありましたしね。
ただ、ご結婚された方々からの年賀状を見るとやめられないですね。
年賀状は私の宝です。